2016年12月12日月曜日

2016年の師走




だいたいの休みは行き場所を決めてノンストップで現地へ向かうのですが
あてなく  幾度となく止まっては車外に出てみることにした


                                              女満別湖畔


暫く訪れることのなかった場所に立ち寄ることに。


                                                 網走湖畔


                                       土地は昔のまま



浴場の入り口はガラリと様変わりをしていた。

ここの浴槽は男女対照に配置されているはず。
中を見渡すとサウナは変わらず 裏表の続き小屋になっているし、ガラスで仕切られた坪庭風の場所もずっと昔のまま
前回 露天風呂が増設した際には入っている

何かが違う。




露天風呂で身を乗り出し 外の位置関係を把握をしてみることにした。

決定打は西日が入る位置が違う事
まるごと男女逆になったのだ
おかげで明暗があり 居心地がいい
暫しキラキラと輝く陽をあびる



幼稚園頃までは女風呂に入っていたので 微かな記憶をたどり
昔の名残りがないかあちこち確認しながらの入浴。バナナの木はまだあるのか。あの時と同じ湯船の段差は狭く 敷き詰めてあるタイルもそのまま。
これでは素っ裸の不審人物になっている。

そうそう建物入り口からお客様ルートを通らなければならないのも久々で戸惑いがあった。昔はボイラー室を通りリネン室を通り鉄製の階段を音をたてあがった先にあった。身体が慣れていない場所になっている。

従業員ルート。ホテルは子供にとってジャングルであり どんな場所でも遊び場だった。半端ない秘密要塞基地。UFOも作りにロンドンへ行こう!なんて本気の予定もあった。




階段から靴を落とし下まで落ちるか競争したのでネットを張られたり
チヨコレイトと危ない所を選んでは遊んでいた。それはそれはネズミのようにちょろちょろと大人の目を出し抜きまくった。危険な事もうんとした。







数秒 昔にスリップしたが流れによって入湯をした

瓢箪型の大風呂は大きい丸の方にいつも入る。
肌触りは変わらない湯だが温泉成分の塩分値が全く違うのがわかった。
よくお風呂では飛び込んだり潜ったりして怒られていたから

そこからの風景はすぐに幼児期祖母と入った記憶が甦った。あの太い柱の所

なぜか内腿が痛かった記憶が残っている。子供ながらに汗を吹き出し赤擦りをしてくれていたので 文句は言えなかった。なんでソコばっかり!




中年になった今 まさしく産湯に入る思いで枕し天井を見上げてみた。 あの時のままの色をしていた。薄いみどりいろ


少し様子は変わっても そこかしこに心揺れる仕掛けがあり 品と人柄を感じる。今も昔も変わっていない。





人間は成長するものだがいつしか振り返ってみることをよくするようになるものだなと思った。簡単に思い出とかではない何か。培った土地、出来事は鮮明に残り、今の人格になっているのだと。ここで私の人格は作られたんだ。



休憩室で流れていた曲

https://youtu.be/n4a8A7QYIWo




また 一年が終わりかけていて
慌ただしく送るこの時期に 反省やらなんやらを振り返る時間を少し過ごすことができた。


未来は見えたか?

何かが解ったのか?


皆さんはどんな師走ですか?


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土日は大変混み合ってます。
事前予約をお勧めします!

opera


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